
「第63回 輝く!日本レコード大賞」(日本作曲家協会主催)の授賞式が30日、東京・初台の新国立劇場で行われた。5人組ボーカル&ダンスグループ「Da―iCE」(ダイス)が、「CITRUS」で大賞を受賞。最優秀新人賞には、4人組バンド・マカロニえんぴつが選出された。新型コロナの感染拡大防止のため、昨年に続き、無観客で実施された。
結成10周年のアニバーサリーイヤーに、Da―iCEが栄冠を手にした。
14年にシングル「SHOUT IT OUT」でメジャーデビュー。「ここに立つまでに7年かかりました。やっと夢だったステージに立つことができる…。その思いを30日にぶつけたい」。花村想太(31)の7日の会見での宣言通り、5人がステージで躍動した。
ツインボーカルの花村と、大野雄大(32)が織りなす4オクターブのハイトーンボイスが武器。圧巻の歌唱力と、ジャンルにとらわれないダンスパフォーマンスはインディーズ時代の努力のたまものだ。
11年の結成後、渋谷の小さなクラブで活動を始めた。当時、観客数は10人ほど。街頭でのチラシ配りで着実にファンを増やすと、年間100本以上のライブをこなし、腕を磨いた。13年に初ツアーを開催。メンバー自ら運転し、グッズの検品も行い、全国行脚した。
メジャーデビューから3年後の17年に、初の日本武道館公演を開催。20年1月に代々木第一体育館公演を行い、「渋谷の小さなライブハウスから、渋谷で一番大きなライブ会場へ」という夢をかなえた。コロナ禍でライブが中止・延期されたが、今年6月には初の全国アリーナツアー(6都市16公演)が実現した。
「CITRUS」は自分が信じた道を極めることの大切さ、決意を歌ったロックバラード。花村、工藤大輝(34)が共作で作詞を担当。日本テレビ系「極主夫道」(玉木宏主演)のドラマ主題歌として昨年11月に配信限定リリースされた。
楽曲のロングランヒットが続き、今年9月にストリーミングの累計再生回数は1億回を突破(現在1・5億万回以上)。男性ダンス&ボーカルグループとしてBTSに次ぐ2組目、日本の男性ダンス&ボーカルグループとして初の快挙になった。優里(27)、小林幸子(68)ら多くの歌い手がカバーしたことでも知られる。
「先輩たちの姿を目に焼き付けながら大賞も取れたら」(花村)。有言実行で10周年を締めくくった「Da―iCE」。楽曲に込めた思いのように、この先も自分たちが信じた道を極めていく。
◆Da―iCE(ダイス)ボーカル大野雄大、花村想太。パフォーマー工藤大輝、岩岡徹、和田颯の5人組。2011年結成。14年メジャーデビュー。グループ名の由来はダンス(DANCE)とサイコロ(DICE)を合わせた造語。メンバー5人にファンを加えた6面で成り立つという意味を持つ。「a―i」には「愛」を持ったアーティストでありたいという願いが込められている。
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